東京洋紙同業会とは
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理事長挨拶

三者鼎立の業界を目指して

東京洋紙同業会 理事長 郡司 勝美 東京洋紙同業会は90社からなる紙流通卸業者の集団です。時代の変化に即応し経営の効率化を図りながら、紙をお届けし文化の発展に貢献してまいりました。

紙産業界は製紙、紙流通、印刷及び出版業の三者がその構造を担っております。「作る人」、「届ける人」、「使う人」と表現しても宜しいのではないでしょうか。三者は紙の持つ特性が人々の暮らしを豊かにし、教育の場を広げ、想像力豊かで健康な子供たちを育んでいると自負しております。

我々、紙流通卸業者は「届ける人」を使命として100年を超える歴史を刻んできました。今後も、その機能と役割を強固なものにしてまいります。近年では、IT・デジタル機器の台頭で人々の生活は紙を使った情報伝達媒体がその数を減らしつつあります。タブレット端末、スマートフォンが紙媒体を代替えしている事も事実ですが、一方、読書、習字、折り紙、写生、広くはそろばん練習など従来の紙媒体を使った習慣が青少年の素養を確かに守っていると認知科学分野の研究で証明されている事も事実であり、デジタル文化と紙を使う文化は未来に向かって融合し、必要に応じた仕様により人々の暮らしをより便利にしていくものと予測しております。

さて永年、軽くて加工し易く、手軽で便利な紙製品が人々の生活に浸透しましたのは、製紙会社の弛まない研究開発、紙流通の近代化、最新印刷技術と創造性豊かな出版界の努力の積み重ねでありました。
加えて、紙産業界は森林保護と植林を促進させ、リサイクル運動を推進し、かけがえのない大切な素材、紙を再生産可能で地球にやさしい素材に育ててまいりました。

掲題にある「三者鼎立」とは古来中国で生まれた思想で後に我が国で「三方よし」と言われる表現の基になった教えです。鼎立の鼎は「かなえ」と読み、これは王の食事を載せる三本足の青銅台でした。この大切な物が載る台の足は常に三本同じ太さ、同じ長さであり、大切な物を守るには一本の足だけが太くなったり、一本だけが長くなってはなりません。「三者鼎立」とは宝物を失わない為には決して自己本位にならず、常に他を尊重するという戒めであります。

「作る人」が「届ける人と使う人」の苦労を理解し、「届ける人」は「作る人と使う人」に常に感謝をし、「使う人」は「作る人と届ける人」の努力を認め合う、そうした三者鼎立の紙産業界がこれからも大切な素材、紙を守り続け、延いては携わる企業の存続を守っていくものと確信しております。

東京洋紙同業会はこれからも「届ける人」としての責任を担い「作る人と使う人」との関係を大切に、直向きに努力を続けてまいります。

東京洋紙同業会
理事長 郡司 勝美

 


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